鑑定と査定

メディアの影響なのか、鑑定と査定を一緒に捉えられている方が多いようなので
この業界の関係者の端くれとして、一言。

鑑定とは  作品の真贋を明示することです。

査定とは  作品の売買価格を決めることです。

便利上、鑑定という言葉をあえて使っている業社も少なくありません。

売買価格には、評価額と言われるもの(美術年鑑など)と実際の売買(オークションなど)相手とのやり取りで決まる価格があります。

評価額で100万円の物が、実際の売買価格では、10倍になったり、半分になったりします。

バブル期では1000万円だったものが、現在では10分の一以下にまで価格が下がったものも少なくありません。

また逆に、東日本大震災で流されてしまった石碑などの拓本は、震災後、作品の希少価値からか様々な分野から高い評価を得ています。
大掃除、遺品整理などで出てきた家宝の価値をどこに調べてもらえば良いのかわからないという声をよく聞くようになりました。

鑑定には、作品一点に対して、無料で鑑定してくれるところから、10万円前後まで様々です。

無料で見てくれるところは、鑑定(買取価格)のことを指している場合がほとんどです。
有料のところの内訳は、鑑定料 ・登録管理手数料 ・鑑定証書発行料 、交通費などが含まれています。
交通費と言うのは、人による作品の持ち込みのみ受け付けているからです。(郵送は受け付けていません)

ちなみに、私のところでは、美術品全般に対し、深い造詣があるとは言えません。しかし、掛け軸に関しては、
どんな材料で、どんな作りをしているのか?(いい仕事をしているのか?)作り手として十分理解しています。
そのような理由から、自分自身のスキルアップも含め無料で行っております。

このブログ上ではいろんな支障もありますので、詳しくおしりになりたい方は、メッセージ、メールでお願いします。

2015-12-25 良寛

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