伝統的修復技術を取り巻く環境 其の4

【修復時の温湿度や生物被害などの保存環境】

最近では修理の現場においても、保存科学的な知識が必要になてきております。

保存科学の目で、修理における文化財環境を考えていかねければならない状況です。修理される文化財は、例えば表具であれば本紙一枚に解体されて、表具し直されて行きます。其の作業の過程にいける文化財は、言うならば裸でいる状態、無防備な状態です。人間の治療に入っているのと同じような状況下で、文化財は修理されているのです。文化財修復現場の環境は、博物館に保存されている時以上にある意味ではデリケートでなければいけません。これからは修復時の保存環境にも科学的な検討が加えられていくことでしょう。街の表具屋などでは店先で未防備に修理を行なっているのも見かけますが、今日では、京都国立博物館内の文化財保存修理所などの現場では、博物館などとどうようなに徹底した防犯・防災を行うことが当然の事になっています。

博物館などではあたりまえになっている温湿度や紫外線に関する対応の当然重要視されるようになってきています。伝統的保存修復の現場も保存科学と切っても切り離せない時代になってきたのです。

これからの文化財の保存科学は博物館などではもちろんのこと、寺社などの観光地や修復現場においても、より一層検討されることが重要になでしょう。

しかし、理想と現実には隔たりが存在し、次の「修理費などの経済状況」へと繋がっていきます。

参考文献 文化財の保存と修復より

 

 

 

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