【和紙の出来るまで】其の2

「皮剥ぎ」
第2回

コウゾの生木を約1メートルに切りそろえて小束にする。
平釜に水を入れ、その上に竹箐(たけす)を並べ、先の小束を乗せ、周囲を縄で縛って動かないようにする。その上に「こしき」と呼ぶ大桶を逆さにかぶせ、火を焚いて蒸す。コウゾの束を釜から取り出して冷水を振り掛けると、木質部からはがれやすくなる。
根元のコウゾ皮を少し爪で剥いで次に左手で木質部を握り、右手で握って左右に開いていくと皮がたやすく剥げる。
それを一握りづつ束ね、竹竿などにかけて十分に乾燥する。
剥ぎ方によって黒川部が表面に現れるのを黒剥ぎ(片剥ぎ)という

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