臨床保存へのアクセス

ここまで、修理保存ん実際をご紹介して来ましたが、次は、東博の「臨床保存」活動そのものにアクセスしていただくための取り組みをご紹介します。臨床保存に関する常設展示は、本館と平成館を結ぶ廊下スペース出紹介しています。処置前のいたんだ様子の収蔵品なども展示、公開しています。また、年に1回、約6週間になりますが、前年度などに本格修理を終えた作品をご紹介する展示を企画しています。この期間中は、保存修理課の職員によるギャラリートークが毎週有り、また、外部の専門家をご招待した座談会なども予定され、少しでも皆さんの知的アスセスが容易であるように工夫を凝らしています。

次は、臨床保存の現場へのツアー企画です。一般の皆さん、小学生も含めた学生を対症に、今お話しました6週間の修理展示期間中などに行います。更に、今年は2週間、大学院正のインターンの受け入れに行いました。保存修理に関する理論的な講義、職員の行う保存環境の調整作業、収蔵品の保存状態の調査・記録作業などに立ち会い、博物館における臨床保存の作業実際を体験して頂きました。将来的に文化財の保存と修理に関わっていきたいと考えていらっしゃる学生さんの一人でも多くの方に、このようなプログラムを充実してきたいと思います。

更に、修理保存の記録を紹介します。何らかの処置などを施した各作品には、処置内容を記録したカルテや修理報告書を作成します。修理報告書は平成11年より毎年発酵しています。これまで本格修理のみを掲載して来ましたが、平成19年度刊行号からは、東博で行った対症修理のリストも掲載することになりました。

これからは、皆様の文化財への知的アスセスを促すことになると同時に、次回修理への重要な情報源となるでしょう。

imgakusesu01

imgakusesu02

参考文献 文化財の保存と修復より

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です