修復事例 (托鉢僧大行列図)其の一

今回は、解体の様子を詳しくご紹介いたします。

まずは、画面の状態調査から・・


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おそらく、今まで1〜2回は仕立て直している後が確認できます。

穴の繕いや、折れ伏せの後、すでに摺れてしまい、切れてしまそうなところなど。

最初に気になったのは、あまりにも細かいシワが多すぎる点です。

画面全体にシワが出ているので、技術的に未熟な人がされたのか、

あるいは何か事情があったのか?

いずれにしましても、このままではまた折れて、最後には切断してしまうので、

折れ伏せ、絵に影響がないところはシワを伸ばすなどの処理が必要になります。

本紙自体がかなり傷んでいるようなので、

場合によっては、表から保護の意味で「表打ち」などの下処理が必要になります。

次回は、解体し、肌裏打ちを剥がしているところをご紹介いたします。

 

 

 

 

 

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