❏ 木材あるいは木箱の調湿作用 ❏

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木材自体が有す調湿作用のメカニズムについての説明は罰の機会に譲りますが、桐箱内の湿度変化の減少について少し詳しく見て見ましょう。

一般的に、けんどん箱などのいわゆる桐製保存箱の内側の湿度変化は、外側に比較して小さくなっています。

この様子を説明するために、物理学で使う調和振動の方程式を当てはめると、時間とともに内部の湿度変化がどれくらいになるかを予測することができ、それと同時に桐箱の性能を評価することができます。箱の仕上がりの良し悪しはありますが、高度な技術と良質な材料とによって制作された出来の良い箱であれば、一日の家で外界の湿度がどんなに変化しても、箱の内部は10分の1以下の変化に抑えられる事がわかりました。外界の湿度が毎日、鋸の刃のように微妙に般化しても、箱の内部の湿度はほとんど変化しませんでした。しかし、大きな季節的な変動に従って、箱ないは感想かつ安定した環境と考えられて板と言いましたが、実際はやや湿度が高目の環境であることがわかりました。湿度は60〜70%くらいの間を緩やかに推移する環境です。

1000年近くわたって、木材だけでこの環境を守り続けてきたといえるでしょう。こうした木材がもつ永い寿命と高い調湿作用は、これからも日本人のかんで綿々と受け継がれて行かなければならない大切な智恵であると思います。木材の超室作用は過去の問題ではなく、今尚わたしたちの生活のかなで、しっかりと生きていることを紹介させて頂きました。

参考文献 文化財の保存と修復より

 

 

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