伝統的修復技術を取り巻く環境 其の5

【修理費などの経済状況】

国指定の文化財のうち、国の補助金で修理している修理総額は年間約10億円です。

平城京に建設された朱雀門の総工費は40億円とのことです。日本の美術工芸品を保護するために国が予算設置して文化財を修理で切る総額は10億円です。3府県の国宝・重要文化財の所有率は約35%です。それなのに、現在では近畿3府県で修理費の約70%を使っていることになります。近畿3府県を除く他の府県に文化財画約65%ありますが、それ他の文化財に対して修理が十分に行われていないことになります。

これに対して近畿3府県の修理補助金額を見てみましょう。例えば、1999年の近畿3府県の修理額が約7億2400万円であるのに対して、近畿3府県の補助金額が約3300万円です。実に修理費の5%内外歯科負担できていません。国の予算が増加していっても、それに十分に随伴できていないのが地方財政の現状なのです。また、近畿3府県の文化財所有者のかなでも修理費を出資できる者と、できない者がいます。国が修理費の約65%、近畿3府県が約5%負担すると、所有者の経費負担している計算になります。これですべての文化財修理画できるわけではありませんが、国宝・重要文化財など文化財としての重要性が高く技術的な難度を求められる修理が年間10億円でなされているのです。

25年度の文化庁の予算の概要です。こちらです

 

下記は1999年〜2001年までの国指定美術工芸品修理費

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